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人生の感想日記

オタクな社会人が幅広く話題にするブログ

【映画】この世界の片隅には面白いのか

やっと見てきたこの世界の片隅に
公開して結構経つはずだけどまだ大きめのスクリーンでやっていたのでよかった。

 

正直、私の精神状態も良くないのか、期待しすぎたのか、見た後すぐはどんよりと気持ちがして、評価かなり低かった。

でも、帰ってきてふと思い出すと
『あのシーン良かったな』『あのシーンもう一回見たい』となり、結果的にやっぱりもう一度見たい。となる映画だったと思う。

 

ただ、周りでは今年度ナンバーワン(2016年度)と言ってる人が多かったが、私は今年ナンバーワン映画ではなかった。

 

それでも、どこかで見た感想の言葉を借りると低温火傷のように、じわじわじわじわ身体に広がっていっているのは間違いない映画です。

 

評価は
★★★★★★★85点★★★★★★★★

 

キャラクター紹介

◼︎北条すず (主人公)

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旧姓 浦野。

彼女のホワホワした感じが特徴。

声もすごく合っていて、ありゃぁ〜〜というすずの声はなんとも言えず癒し。

 

◼︎北條周作

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 すずを見初め、お嫁に貰ったずるいひと。

どんな怖い、オラオラ系なのかと思ったら

シャイで無口な良いひと。

 

 

◼︎ 黒村径子

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すずの義姉。

シャキシャキしておりすずとは真逆!

それ故に最初はすずに当たりが強かった…

(最後は素晴らしい人間性に気づけてよかったと思う)

 

◼︎黒村晴美

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義姉の長女。

兄とは別々に暮らす。

すずと仲良し。

すずが彼女のことを晴美さん、と呼ぶのがなんだか可愛いんだよなぁ。

 

◼︎水原哲

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 すずの同級生。

好意を寄せているのにハッキリ言わないところが意外にシャイなのか?!?!

 

 ◼︎浦野すみ

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すずの妹。

最後に原爆による後遺症が出ているようだったけど……

 

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以下さらっと感想。ネタバレあり。

ちなみに原作未読。

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とにかくすず(主人公)が良い。
戦争映画だけど半分は日常を描いている、というかなりイレギュラーな作品だと思う。

しかもつらい、嫌だ、という感じではなく
『みんなで笑い合いたい』という気持ちが全面に出ていて戦争ものなのに幸せな気持ちになります。

『とにかく笑えれば〜♪最後に笑えれば〜♪』って感じ。


あと、嫌なことをする軍人さんや知り合いが周りにいないのも珍しい。
普通の戦争映画だと、例えばアメリカや例えば旧日本軍など、必ず悪い奴がいるんだけど誰もいない。

最初、
義姉(小姑)が実家に帰れ、など鈍臭い、など酷いキツイ性格なんだけどすずののんびり屋さんなところを認めてあげているところが本当に心の広い、優しい人なんだなぁと思う。

あと、旦那さんも知らない人とか言うものだから(すずが忘れているだけだけど)どれだけ亭主関白で嫁ぎ先でいびられるのかとドキドキしていたけど、旦那さんをはじめみんな良い人でそこもまたいい。

あの時代の人にしては(?)とても良い旦那さんで奥さんに対してもさんづけ。

うちの祖父は、横柄で酒飲みで祖母に暴力を振るうような人だったので昔の人ってそんな人ばかりだと思ってたので余計に旦那さんの人の良さに癒された。


戦争で物がない中、梅干しの種やその辺の草を拾ってご飯にするところは悲惨、というより知恵って感じで不幸感が出ないのもすずならではと思うし、昔の人はつらいつらい、と生きていたら生きていけない時代だったんだろう。

昨日生きていた人が死んでいる、憲兵に連れていかれて帰ってこない。
赤紙が末っ子に来た。

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でも、そんな中で頑張って(努力している部分と、元々の性格と両方)笑顔で生きているのに
後半は空襲が酷く、絵を描く右手も家族も目の前で奪われて顔がコケていき、笑顔がなくなっていくすずを見るのがまぁつらい。


特に、焼夷弾が家に落ちて炎を消すすずにはなんだかすごく泣けた。

もう笑顔のすずは見られないのかと思った。


広島には数回行ったことがありますが広島市からは呉ってかなり遠いイメージなんだけど、8月6日にまさか呉の方まで物が飛んで来たり、地鳴りのように地面が揺れたり
一瞬あんなに光っていたのは知らなかった。

広島市以外から原爆の様子を描かれているのもはあまり見たことがないので
直接描かれるより情報がない分、不気味さが増す。

そう言えば祖母はお金がそれなりにあったのか、その頃は親の仕事の都合で日本にはいなかったらしいけど海外でも何かヒロシマナガサキに落ちたらしい。というのは噂で流れてしたらしい。


戦争映画は『オチ』がわかってる分、玉音放送の時のすずの反応を想像したけど予想外だった。
あぁ、やっと戦争が終わった、ではないのだなぁと。

 


実は漫画を読んでいないのですずの子供は?とかすずの妹は原爆症は大丈夫なの?とか連れて帰ってきた子供は?とか色々気になるところはあるけれど、それでもこれから大変だけど笑っていきていこう!っていうハッピーエンド、で良いと思う。

 

もう一回映画館で見たいけどちょっと時間的に難しそうなのでDVDが来たら
大きな声で泣きながら、みようと思います。